チーズとコーヒー

主に宝塚歌劇、時々読んだ本

420円で買えたわくわく

小学生のころ、毎月3日前後が楽しみだった。それくらいしか楽しみがなかったとも言える。

少女漫画雑誌の発売日である。

学校が終わると、近所のスーパーへ友人と420円持って買いに走った。あるいは親にア頼んで、スーパーへ買い物に行くついでに買ってきてもらった。家に帰って買ってあるときの嬉しさは、その日の学校の疲れも吹き飛ぶほどだ。

 

あの頃の、今月はどんな表紙だろう、早く読みたい、付録を手にしたいという、はやる気持ち、わくわくした感情は、今はもうどこかへ消えてしまった。

 

当時小学生が読む少女漫画雑誌といえが「ちゃお」「りぼん」「なかよし」のいずれかで、大体の女子はどれかを読んでいたように思う。

わたしは「ちゃお」を毎月買っていた。時々、余裕があれば「なかよし」も買っていた。「りぼん」は誰かから借りていた気がする。

 

ミルモでポン、こっちむいてみい子、エンジェルハント、ビューティポップ、東京ミュウミュウぴちぴちピッチ、まもってロリポップ地獄少女、満月を探して、愛してるぜベイベ

題名を思いだすだけでも、懐かしい。マンガってなんであんなに魅力的だったのだろう。

ぴちぴちピッチはアニメにもはまって、挿入歌のCDを買うほどだった。「太陽の楽園」や「暗黒の翼」は今でもお気に入りである。

 

少女漫画雑誌の魅力の一つに、付録があると思う。

付録の豪華さでは、「ちゃお」がダントツだったと勝手に思っている。

香り付きのペンが付録だったときには、もったいなくて使えなかった。

その付録であるが、毎月ついてくるので使わなければたまる一方だ。

それをわたしは大学生になってまで大事に引き出しにためていた。

最終的には、「もし、自分が今死んだらこれらはただのゴミと化す」とふと思い、すべて売った。

 

「ちゃおっこ」は、その後ちゃおの派生雑誌「ちゅちゅ」や「花とゆめ」、果てには「アニメディア」「アニメージュ」「ニュータイプ」にたどりついた。

そんなマンガ・アニメにどっぷりだった人間が、現在どういうわけかタカラヅカに落ち着いたのである。420円でわくわくしていた頃に比べると、わくわくするにもずいぶん高上りになったものである…